通常の矯正治療では歯の表側に装置をつけて行いますが、『舌側矯正』の場合は、歯の裏側にリンガルブラケットを装着して行います。
歯の裏側に装置をつけるという事は歯の表側はすっきりしているということです。
べろには違和感が発生しますが、そのかわりほっぺたの内側全体に対する違和感は激減します。
※1 The Grosser, More Disgusting, But Still Totally Cool Mouth Book (著者:Theodore Croll D.D.S.)より画像引用
治療中の不衛生は、治療がおわったあとも “ホワイトスポット(初期の虫歯)” として残ってしまいます。
当院が舌側矯正に力をいれる理由は “ 有利な衛生環境 ” です。
まず、表面からは矯正装置が見えないので治療期間中に見た目が気になるという問題を解消できます。
また、歯の裏側はツバの流れがよく、表側に装置をつける場合と比較して装置周辺の歯みがき不足による虫歯のリスクが減るというメリットがあります。”見えない目立たない”というだけでなく、治療中の虫歯の心配が減る(※2)のです。
また、歯の表側には装置がありませんので、装置をつけることによる、目に見えるところへの虫歯や着色の心配がありません。
デメリットとしては、難易度が高くなるため歯科医師の技術が必要なことや、複雑な治療のため、費用が高くなったり、治療期間が長くなることもあります。
※2 Eur.J.Oral Science (2010年文献)より引用
それぞれの患者さまに最も適した形状の矯正装置を設計し、一貫して自動的に装置が製作されるため、精度の高い治療が可能です。
福岡ではまだ多くありませんが、ヨーロッパではシェア70%を占めています。
大切な口内環境を整える矯正治療は、安全性、費用、生活スタイルなど自分に合った矯正治療を進めることが一番です。
■ 歯の裏側につける目立ちにくいオーダーメイド歯列矯正装置
■ それぞれの歯にしっかりフィットするオーダーメイド
■ 歯の動きを効率的にコントロール
■ 歯の大小に関わらず、幅広い年齢層に対応
■ デジタルフルオーダーで高精度
■ 金属アレルギーのリスクが低い
■ 矯正装置が広く薄いので外れにくく、違和感が少ない
■ 治療期間が長くならない
■ 虫歯になりにくい