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リスク・デメリット

一般的なリスクやデメリットは以下の通りです。

  • 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日内に起こり、1ヶ月程度で慣れることが多いです。
  • 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長される可能性があります。
  • 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さまの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなりむし歯や歯周病のリスクが高まります。こちらからも専用の歯ブラシの提供や受診時の清掃は行いますが徹底した自己管理(かかりつけ医院での定期検診の受診等含む)をお願いします。
  • 歯が動くと一時的に知覚過敏が出たり隠れていたむし歯が見えるようになることがあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。異常を感じた場合は精密検査をして対症療法を行います。
  • ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。再協議の上、新しい治療方針を立案します。
  • ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。かかりつけ医との相談の上治療を行います。
  • 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。疑わしい場合でも初診時問診票には必ずご記入ください。
  • 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。異常を感じた場合は精密検査をして対症療法を行います。
  • 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります(都度ご説明します)。
  • 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整(歯を削る)を行ったりする可能性があります(都度ご説明します)。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  • 治療終了後の保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 治療終了後の後戻りやかみ合わせの変化に対する再治療はその後追いや再々治療を避けるため5年間は行いません。
  • 治療終了後に現在の噛み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす計画を立てる可能性があります。
  • あごの成長発育や生え変わりによりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。治療開始時期については担当医と充分にお打ち合わせの上決定してください。
  • 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。親知らずの抜歯時期については治療開始前に担当医とお打ち合わせください。
  • 加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。
  • 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。